夕輝とポケモンカードとテンポ
2011年7月15日 日常+α【ポケモンカード】
なにやら、公式ブログがテンポについて解説してるようなんだけど
かったるいというか引っ張りすぎなうえに
テンポを取り違えている説までありうるので簡単に解説しておこうと思う。
とはいえ、テンポという概念自体はわりとあやふやなものであるので
人それぞれの理解の仕方があるということをご理解いただきたい。
また、テンポ自体は高次のプレイングテクニックの話なので
カードゲーム初心者には向かない。物事には順序があるということもご理解頂きたい。
◆
てんぽてんぽてんぽと何を言いたいのかさっぱりな人も多いと思う。
ツタージャとドッコラーとかそんなのより、はっきりさせたい人の方が多いと思う。
実は中級者以上の人の多くは認識していないだけで
テンポの概念自体は多少なりとも考えてる場合が多い。
少なくとも、ダブル無色エネルギーが強いというのが理解できているならば
テンポの半分以上は理解できてるといっても過言ではない。
まあ、解説しよう。
トルネロスを例にする。
こんな状況を考える。簡単のためにドローは無い。
あなた、
バトル場 トルネロス(エネルギーはついていない)
手札 炎エネルギー×6枚
相手
バトル場 トルネロス(エネルギーはついていない)
手札 炎エネルギー×6枚
あなたは先行だ。ドローは無いしサポートもグッズもない。
あなた1T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手1T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
あなた2T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手2T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
あなた3T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。ぼうふうで相手のトルネロスを攻撃し80ダメージを与える。
相手3T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。ぼうふうであなたのトルネロスを攻撃し80のダメージを与える。
あなた4T目 ぼうふうで相手のトルネロスを攻撃し80ダメージを与える。相手のトルネロスは気絶する。あなたの勝ち
いや、ブログのページを閉じるのは待って欲しい。
何度やっても同じ結果であなたは勝つ。当たり前だ。
クラッシュハンマーというカードがある。
クラッシュハンマーを使ってオモテが出た場合、
相手はエネルギーを1個失う。
エネルギーの数でアドバンテージを得られるという寸法だ。
こんな状況を考える。簡単のためドローは無しでコインは常にオモテがでる。
あなた、
バトル場 トルネロス(エネルギーはついていない)
手札 炎エネルギー×6枚
相手
バトル場 トルネロス(エネルギーはついていない)
手札 炎エネルギー×5枚、クラッシュハンマー
あなたは先行だ。
あなた1T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手1T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
あなた2T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手2T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。クラッシュハンマーを使い、あなたのトルネロスのエネルギーを1個破壊する。
あなた3T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手3T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。ぼうふうであなたのトルネロスを攻撃し80のダメージを与える。
あなた4T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。ぼうふうで相手のトルネロスを攻撃し80ダメージを与える。
あなた4T目 ぼうふうで相手のトルネロスを攻撃し80ダメージを与える。あなたのトルネロスは気絶する。相手の勝ち。
常にコインでオモテが出るとした場合、結果は常に同じだ。
あなたは先行で有利なはずなのに、なぜ勝てないのか。さっきとは何が違うのか。
クラッシュハンマーは何をしたのか。
これがテンポの正体だ。
クラッシュハンマーはエネルギーを1個破壊する。
でも、あなたの手札にはたくさんのエネルギーがあって
エネルギーが1枚くらい破壊されても大丈夫な気がするのに、実際は全然大丈夫ではない。
もしかして、クラッシュハンマーはエネルギー以外にも何かを破壊したのではないだろうか。
あなたの2T目を見て欲しい。
あなたは炎エネルギーを1個付けた。
クラッシュハンマーは炎エネルギーを1個壊した。
つまり、クラッシュハンマーはあなたの2T目の行動すべてを破壊したんだ。
あなたは2T目行動しなかったことにされてしまった。
あなた側から見た場合、これをテンポアドバンテージを失う
相手側から見た場合、これをテンポアドバンテージを得る(あるいはたぶん「シャクル」という言葉もテンポアドバンテージを得る場合に使われる場合が多い)
という。
テンポとは、複数の行動を積み重ねて得られる課程自体であり
(この場合はトルネロスに3個のエネルギーを付けて相手を攻撃し気絶させる結果におけるエネルギーを付けるという課程)
その課程を崩すことで結果自体を失わせることを
テンポを稼ぐ、テンポアドバンテージを得るなどと表現するのである。
◆
ダブル無色エネルギーが強いのはそれ自体がテンポを稼ぐカードである。
例のトルネロス合戦の場合、ダブル無色エネルギーがあれば2T目にぼうふうができる。
炎エネルギーで為される1T2Tの課程が
1枚で1Tで達成できるわけだから、二倍の速度だ。強い。強すぎる。
ポケモンキャッチャーが強いのは、相手のテンポを大幅に損なうカードだからだ。
例えば、相手のベンチにトルネロスが居る。相手は炎エネルギーを手札から2個付けた状態だ。
あなたは相手のトルネロスをキャッチャーで呼び出して、ボルトロスのらいげきで気絶させた。
つまり相手のエネルギーを2回貼った行動自体が無駄になった=テンポアドバンテージを失った
というわけである。
◆
まあ、簡単に説明するとこんな感じだ。
しかし、テンポという概念はあやふやでゲームによっても異なる。
そのため、個人個人の感じ方考え方があり、個々の理論があるので
ここの説明がすべてのテンポでは無いことを覚えておいて欲しい。
私が受け止めているテンポという概念はこんな感じ。
なにやら、公式ブログがテンポについて解説してるようなんだけど
かったるいというか引っ張りすぎなうえに
テンポを取り違えている説までありうるので簡単に解説しておこうと思う。
とはいえ、テンポという概念自体はわりとあやふやなものであるので
人それぞれの理解の仕方があるということをご理解いただきたい。
また、テンポ自体は高次のプレイングテクニックの話なので
カードゲーム初心者には向かない。物事には順序があるということもご理解頂きたい。
◆
てんぽてんぽてんぽと何を言いたいのかさっぱりな人も多いと思う。
ツタージャとドッコラーとかそんなのより、はっきりさせたい人の方が多いと思う。
実は中級者以上の人の多くは認識していないだけで
テンポの概念自体は多少なりとも考えてる場合が多い。
少なくとも、ダブル無色エネルギーが強いというのが理解できているならば
テンポの半分以上は理解できてるといっても過言ではない。
まあ、解説しよう。
トルネロスを例にする。
トルネロス HP110
無:エナジーウィール
無無無:ぼうふう(80ダメージ)
こんな状況を考える。簡単のためにドローは無い。
あなた、
バトル場 トルネロス(エネルギーはついていない)
手札 炎エネルギー×6枚
相手
バトル場 トルネロス(エネルギーはついていない)
手札 炎エネルギー×6枚
あなたは先行だ。ドローは無いしサポートもグッズもない。
あなた1T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手1T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
あなた2T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手2T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
あなた3T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。ぼうふうで相手のトルネロスを攻撃し80ダメージを与える。
相手3T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。ぼうふうであなたのトルネロスを攻撃し80のダメージを与える。
あなた4T目 ぼうふうで相手のトルネロスを攻撃し80ダメージを与える。相手のトルネロスは気絶する。あなたの勝ち
いや、ブログのページを閉じるのは待って欲しい。
何度やっても同じ結果であなたは勝つ。当たり前だ。
クラッシュハンマーというカードがある。
クラッシュハンマー(グッズ)
コインを1回投げオモテなら、相手のポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。
クラッシュハンマーを使ってオモテが出た場合、
相手はエネルギーを1個失う。
エネルギーの数でアドバンテージを得られるという寸法だ。
こんな状況を考える。簡単のためドローは無しでコインは常にオモテがでる。
あなた、
バトル場 トルネロス(エネルギーはついていない)
手札 炎エネルギー×6枚
相手
バトル場 トルネロス(エネルギーはついていない)
手札 炎エネルギー×5枚、クラッシュハンマー
あなたは先行だ。
あなた1T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手1T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
あなた2T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手2T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。クラッシュハンマーを使い、あなたのトルネロスのエネルギーを1個破壊する。
あなた3T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。
相手3T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。ぼうふうであなたのトルネロスを攻撃し80のダメージを与える。
あなた4T目 トルネロスに炎エネルギーを付ける。ぼうふうで相手のトルネロスを攻撃し80ダメージを与える。
あなた4T目 ぼうふうで相手のトルネロスを攻撃し80ダメージを与える。あなたのトルネロスは気絶する。相手の勝ち。
常にコインでオモテが出るとした場合、結果は常に同じだ。
あなたは先行で有利なはずなのに、なぜ勝てないのか。さっきとは何が違うのか。
クラッシュハンマーは何をしたのか。
これがテンポの正体だ。
クラッシュハンマーはエネルギーを1個破壊する。
でも、あなたの手札にはたくさんのエネルギーがあって
エネルギーが1枚くらい破壊されても大丈夫な気がするのに、実際は全然大丈夫ではない。
もしかして、クラッシュハンマーはエネルギー以外にも何かを破壊したのではないだろうか。
あなたの2T目を見て欲しい。
あなたは炎エネルギーを1個付けた。
クラッシュハンマーは炎エネルギーを1個壊した。
つまり、クラッシュハンマーはあなたの2T目の行動すべてを破壊したんだ。
あなたは2T目行動しなかったことにされてしまった。
あなた側から見た場合、これをテンポアドバンテージを失う
相手側から見た場合、これをテンポアドバンテージを得る(あるいはたぶん「シャクル」という言葉もテンポアドバンテージを得る場合に使われる場合が多い)
という。
テンポとは、複数の行動を積み重ねて得られる課程自体であり
(この場合はトルネロスに3個のエネルギーを付けて相手を攻撃し気絶させる結果におけるエネルギーを付けるという課程)
その課程を崩すことで結果自体を失わせることを
テンポを稼ぐ、テンポアドバンテージを得るなどと表現するのである。
◆
ダブル無色エネルギーが強いのはそれ自体がテンポを稼ぐカードである。
例のトルネロス合戦の場合、ダブル無色エネルギーがあれば2T目にぼうふうができる。
炎エネルギーで為される1T2Tの課程が
1枚で1Tで達成できるわけだから、二倍の速度だ。強い。強すぎる。
ポケモンキャッチャーが強いのは、相手のテンポを大幅に損なうカードだからだ。
例えば、相手のベンチにトルネロスが居る。相手は炎エネルギーを手札から2個付けた状態だ。
あなたは相手のトルネロスをキャッチャーで呼び出して、ボルトロスのらいげきで気絶させた。
つまり相手のエネルギーを2回貼った行動自体が無駄になった=テンポアドバンテージを失った
というわけである。
◆
まあ、簡単に説明するとこんな感じだ。
しかし、テンポという概念はあやふやでゲームによっても異なる。
そのため、個人個人の感じ方考え方があり、個々の理論があるので
ここの説明がすべてのテンポでは無いことを覚えておいて欲しい。
私が受け止めているテンポという概念はこんな感じ。
夕輝とボックス開封は悲しみに包まれる
2011年7月15日 日常+α【MTG】
M12箱開封は悲しみに包まれた。
チャンドラさんを1枚引いてなお、悲しみを背負う業の箱。
神話はチャンドラさん以外はらドラゴンやらゴミやらなんやら。
レアは、撤廃者0溶岩使い0幻影の像0自動機械0
諸事情で必要としている極楽鳥すら0。身代わり1が神に見える。
たぶん、俺は泣いていい。チャンドラさんと生きていくしか無い。でも、チャン子の顔が怖い。
【ポケモンカード】
ポケモンカードのテンポに関する記事は
http://52041.diarynote.jp/201107150134312190/を参照。
◆
1BoxにSR以上確定1枚では無いようですね。
確率的には50%以上なのは間違いないです。
っていうか、合計10Boxは見てますが
そのうち9箱にはSRかURが入ってました。
まだボックス開けてませんが、ポケカの今回の弾は悲しみに包まれる理由がないので
多い日も安心です。
ボックス開封前にも関わらず、既にNきせきつりざお6枚メット4枚確保。
悲しむ理由もない。素晴らしい。ビバぽけか。
◆
ポケカのボックスは定価で買っても3150円。
4Box買ったら、ほぼ揃うのでTCGとしては非常に安い。
MTGのように4Box買っても揃わないのに1Box1万2千とかきがくるっとる。
トレードにしても、こちらから出すタネも必要なのでお金がある程度かかるのは仕方ない。
ポケカのプロモは優しい。基本的に必要ないので集めなくてよい。
そこはMTGも同じ。MTGはパックに入ってるもの(の絵違い)しかプロモにならない。
MTGはポケカから見たらきがくるっとるが、MTGにはMTGの良さがある。
一方でポケカにはポケカの良さがある。
その良さがわからないのなら、たぶんTCGは向いてない。