ISBN:4091268412 コミック 椎名 高志 小学館 2003/10/16 ¥710

極楽へ行かせて欲しい。

 
 
なぜかこの巻しか画像が無いので、この巻で。
 
 
好みが分かれそうな作品ではあるが、
私はこの作品をとても面白いと思っている。
やたらと余所からのパロディが多いのも特徴だが、
地味に細かい部分で造り込んでる部分や、
絵自体は凡庸で上手い下手の中間ぐらいだが、
動きを表現すること自体には長けていて、
それはバトル漫画では強い武器となる。

ともかく、深く考えずに楽しめる作品であり、
多少の考察を交え深く見てもアラがあまり見えない良質の作品である。
 
 
 
さて、このゴーストスイーパー美神極楽大作戦であるが、
ある点で非常に優れた作品である。

それは何処だろうか。
 
 
 
古来より培われてきた王道中の王道である、
弱い主人公が強くなる成長物語であり、
新世紀のカタチである最初から激強ストレス発散系の
二種類の新旧のカタチが上手に混じり合っているということだ。

横島の存在は、読み手が簡単に感情移入できるポジションにあり、
さらに中盤以降はめざましい活躍を遂げるなど
最初から全て計算して描いたとしたなら、椎名高志は化け物だ。
 
 
もちろん、それだけではない。
脇を固めるキャラクターも主人公のアクの強さに
負けず劣らずの濃いメンツが揃っていて、
まずまともなキャラクターが居ない。

その面白さとテンポの良さがこの漫画の最大の取り柄であろう。
読むことにストレスを感じさせない。
何話かで完結する形式も長所をさらに伸ばしたといえる。

その点では、いくつかの長期ものの評価が落ちるのは
致した方無い部分ではあるだろう。
私は長期ものも嫌いではないし、むしろ大いに評価したいところだが。

この漫画も同時代の少年バトル漫画の例に漏れず
インフレーションに悩まされてはいる。
しかし、上手にインフレーションを消化している感はある。

それは、最初から激強の人間を配置することで
強さにある程度の上限を設定したことによると私は考えている。
 
 
美神の美しさと強さに純粋に憧れることが出来、
横島の成長とバカさ加減を純粋に楽しむことができる。

そんな一粒で二度三度と美味しい、そんな作品ではないだろうか。
 
ISBN:4049260816 コミック ゆうくりっど 角川書店 1995/11 ¥924

ふれあうことが力になる。

 
 
どうしてこの名作の画像が出ないのだ。
と憤りを感じるが、それはさておく。

作者のゆうくりっど氏の画風は独特で
若干好みが別れるところだろうと思われる。

可愛いものを描かせるとかなり良いが、
ビーストマスターを描いていた時期は
細い線で描く画風であったので、
ページや場面よってはやや煩雑となっていた。

だが、この作品はそんな作画の点から見た不満を一掃させてしまうほどに
よく出来た物語である。

東洋と西洋の雰囲気を見事に融合させ、
さらにオリジナルのものとして昇華できている世界観は
類を見ないものであり、
全てのクリエイターはこれを経験すべきであろう。

ただ、その上で最初は世界観が捉えにくいということはあるが、
物語が進めば自ずと全容が見えてくるのは
氏の手腕の素晴らしさであろう。

世界観もかのように優秀であるが、
それ以上に、ストーリーが秀逸すぎる。
ベタで王道まっしぐらにも関わらず
見る人を魅せて、涙させる漫画は今や珍しいのではないか。

確かにマイナーな漫画ではあると思うが、
漫画好きを称して、これを読まないのは
もはや罪である。

適度に散りばめられた軽い笑いと
濃厚に絡むストーリーは読み手を飽きさせない。
物語の進行もテンポが良く、疲れずに読み進めることもできる。
が、それが時に欠点ともなり、
話の筋が掴めなくなる部分が見受けられるが、
二度読み返せばそれは大した問題ではない。

最終話の最後のシーンを見て
涙を流さないものは居ないだろう。
漫画の中で最も価値あるシーンのひとつだと私は思う。
 
ISBN:4757703325 コミック 近藤 るるる エンターブレイン 2001/03 ¥588

心地よい純粋さ

 
 
登場人物が思いっきりコドモなわけだが、
コドモとは時に残酷で時に純粋で、
我々の心を掴んで放さないことがある。

可愛い小さな女の子たちが主役であるが故に
そういう人向けな雰囲気もあるが、
それだけでこの作品を語るにはあまりに勿体ない。

多くのギャグを交えて語られるストーリーは
子供の純粋さに溢れると同時に
堅い芯が一本しっかり通っていて、
読み応えも十分味わえる。

近藤るるるの画風として、
ぷにっとした少年少女が描かれていて
一般人としては、少々手に取りにくい部分はあるかもしれないが、
漫画として評価するならば、この作品の評価はかなり高い。
完成度もかなり高い部分でバランスも取れていて、
読む価値は十二分にある。

萌えという言葉が一般にも理解される以前から
近藤るるるの作風はちっとも変わっていないが、
そういう萌え系の漫画の中では珍しく身が詰まっているのが
近藤るるるの漫画の特徴では無いだろうか。

また、もうひとつの特徴しては、
幸せな雰囲気が漫画全体に充ち満ちていることであろうか。
ある種の癒し系の効果を得られるのは間違いない。
夕輝の好みでもあるが、
やはり幸せな話は見ていて心が安らぐ。

そういう作品こそ愛されてしかるべきではないだろうか。
 
ISBN:406321172X コミック あさり よしとお 講談社 2005/10/21 ¥530

畏怖すべき愛らしさ


なんていうか。
あさりよしとお氏の作品は言葉にできない不思議な魅力がある。

その魅力とは、作品の内からじわりじわりと滲み出る何かだ。

思うに、あっさりとした画風に反して、
内容が濃い、しかも事実に基づいている。

この作品にしても、天使について悪魔について
それなりに深い造詣があろうことが容易に想像できる。

もちろんそこには作者本人の世界観が混ざり、
独特的な雰囲気を醸し出している。

この作者の世界観こそが大事なのだ。
これこそが我々読者を惹きつける。

このように、画風と内容が
一致しない作品というのは
通例では、あまり好ましく受け入れられない事が多い。
それ自体がネタというパターンもあるが、
そのような無粋な手を使う漫画は結局埋もれ消えゆく。

しかし、この人の作品はそんな通例を破る。
全く以てこの人らしいと言えるのでは無いだろうか。

この画風であれば、
大人しく言われるままに書いていれば
それなりにやれるだろうのに
この人はどうして我が道を行こうとするのか。

そして、そこにどうして我々読者は惹かれるのだろう。
 
 
 
内容は、悪魔と天使の馬鹿馬鹿しくも本質的な戦いがメインであり、
一部の読者には受け入れがたいものであろうゆえ
万人に薦められる類の作品では無いのだが、
まあ、夕輝が人に勧める作品の大抵は
万人受けしない。万人受けするような作品は薦めるまでも無かろう。

悪魔が好きな人で、
るくは(ルシファー)が可愛らしくても我慢できる方は一読されたし。
 
ISBN:4063211479 コミック 芦奈野 ひとし 講談社 2003/03/20 ¥500

ゆっくりと確実に流れる時間

 
 
というわけで、ヨコハマ買い出し紀行です。

ゆとりのある生活というのはこういうのを言うんでしょうな。
ゆとり教育を掲げる前に、"ゆとり"とは何か学んで欲しい。
 
 
流れる時間が現代より現実よりゆっくりとゆっくりとしている。
でも、確実に流れている時間。
 
人が心の何処かで求めている風景が
求めてやまない風景が此処にあります。
 
 
 
ゆっくりとした緩やかな優しい世界を
それなのに読み手を圧倒させる巨大な世界を
完全に描ききってる描写力に脱帽。
薄くてしっかりした画風と世界観がマッチしているのも高得点。

画力自体は一般並みだと思うが、
曲線の使い方は秀逸。そして、曲線がこの世界を造り上げている。
集中線など効果線の使い方の巧い漫画家は多くても、
曲線の使い方が巧いと思わせる漫画家はそうは居ない。
 
 
 
面白いというよりは安らげるそんな漫画です。
読んでいる間だけでも、自分の周りの時間の流れる速さが変わりそうな。
 
ISBN:4812462509 コミック 天獅子 悦也 竹書房 2005/10/07 ¥590
 
御無礼です。


麻雀の漫画です。はい。物凄いですが、
麻雀がある程度わからないと面白くないかも知れません。

麻雀の漫画なので、麻雀麻雀してますが、
 
 
純粋に漫画として出来の良い作品です。
漫画として読ませる手法を知っている作者が描いている感じがします。
 
 
ドラゴンボールになぜクリリンが居るか知ってますか。
読者は感情移入とまではいかなくても、
漫画の中で自分の居場所身代わりをつい捜してしまうのです。
悟空は強すぎて感情移入しにくいですが、
クリリンなら大丈夫です。あるいはヤムチャという手もあります。
その存在にはストーリー上だけでなく、漫画として意味があるのです。

ストーリーテラーとも言いますか、
ともかく、漫画であるからには
客に読ませなければなりません。

面白ければ客は寄ってきますが、
最終的に読ませることができなければ負けです。
読ませるというところで大事なのはやはり手法だと思うのです。

話がだいぶと逸れましたが、
この"むこうぶち"は麻雀漫画ですが、
漫画としてしっかりしています。
他の麻雀漫画がしっかりしていないと言うのではないです。
麻雀の漫画は他のジャンルに比べて、
優秀な漫画家が集まっているのは気のせいでしょうか。
とりあえず、麻雀系の漫画は意外と安心して読めます。

その中でも、むこうぶちは私が最も良いと感じています。
 
むこうぶちを良い漫画と感じるところに
構図の良さがあります。
麻雀漫画なので、結局は
大半のシーンは卓に座っているだけなのですが、
にも関わらず、脈動感のある構図取りをしていると思います。
実際の風景ではなく、心からの見え方、雰囲気を巧く描いていて、
また卓上以外のシーンもきちんと描き込まれていて好感が持てます。

 
高い位置で安定した画力、ストーリーに合った画風、
読んで損はしない逸品です。
 

 
ただ、麻雀を知らなければ面白くないだろうのが少し残念です。
 
ISBN:4812454948 コミック 秋月 りす 竹書房 2001/04 ¥620
 
こんな家族は幸せだろうね。


というわけでかしましハウス。
第六巻なのは表紙が好きだから。

こんな家族は居そうで居ない、
けど、何処かには居るんだろうなぁって思いたい。

幸せっていう言葉がとっても似合う、そんな家族のお話。

ま、良い話というよりは面白い話だけど。
 
 
 
でも、幸せっていうのはこういうことを言うのかもしれない。

分類は4コマ漫画で関連性のある話題に関して数頁を書くこともあるが、
基本的に全ての4コマは起承転結などはっきりしていて
とにかく安心して読める。
秋月センセほどの大御所捕まえて
何か言うつもりもないし、とやかく言える立場でもないけど、

基本がしっかりしている作家さんの作品っていうのは
ホント安心して読める。

意表をつくことで観客を沸かせることはもちろん大事かもしれないが、
そういうのは、普段は意表をつかないから意味がある。
先がヨめるオチが先にわかるとかは問題じゃない。
それでもなお面白い作品は山ほどあるということだ。
この作品のように。

この作品は大半の話のオチが先に分かってしまう。
けど、面白い。笑えるし楽しめる。
それはとても凄いことなんじゃないだろうか。

とりあえず読んでみてはどうかな。
気楽に読める。何も考えなくて良い。
ただ読めばいいのだから。
 
 
 
個人的には三女のみづえがお気に入り。
ああいうセンスというかああいう雰囲気の子って結構好きかもね。
でも、長女のひとみ姉ちゃんも嫌いじゃないよ。
次女も末っ子も良い味出してる。

とにかく、芯があって生き生きしてればどんなキャラでも魅力的に見えるということだな。
 
ISBN:4785924993 コミック 平野 耕太 少年画報社 2004/12/27 ¥520
 
化け物とは何か。


古今東西、人は様々なものを"化け物"と呼んできた。

人々は自分の想像の及ばない闇の範囲に住まう全てのものを
化け物と定義している。

それは、相対的な定義であり、絶対的なものではない。
では、絶対的な化け物とは何か。

その答えが此処にある。
 
 
 
しかしアーカードは化け物ではあるが、
彼は吸血鬼だ。

吸血鬼という存在を越えてはいない。

太陽や流水などは吸血鬼にとって克服するのは容易い。

視線による魅了、霧や蝙蝠や狼への変化
吸血による記憶やスキルの吸収、再生、使い魔
そして、強靱な力。
 
 
どれも吸血鬼が持つ能力である。
アーカードはそれ以上のモノを持っていない。

だが、彼は化け物だ。
 
 
 
この作品の素晴らしいところは、その構図だ。
画力も並みより高い位置にあると思うが、
各コマのそれぞれの構図が素晴らしい。
動きもある。恐怖を引き立たせるために
心に訴えかけるものがある。

人は現実に存在する物を見ているのではなく、
自分の目と心に映ったものを見ているに過ぎない。
正しいデッサンなど問題ではない。
彼らは化け物なのだ。

断っておくが、もちろん
別にデッサンが狂っているというわけではない。
 
 
夕輝がこの作品で一番好きなシーンは
リップバーンがアーカードに虐殺されるシーンである。
アーカードが如何に恐怖充ち満ちた存在か強大な存在かを
この目と心に焼き付けさせられる。
リップバーンウィンクルが可愛いからという理由では断じて無い。

ホントだよ?
 
 
 
吸血鬼に興味がある人、というよりは
人外の化け物に興味がある人は一読すると世界が広がるのではないかな。
恐怖を視覚的に表現するのに効果的な方法がわかるだろう。
 
ISBN:4757506678 コミック 柴田 亜美 エニックス 2002/03 ¥410

んばば。


パプワといっても輸送船じゃないよ?

南国少年パプワ君は旧シリーズの方です。
新シリーズのタイトルはPAPUWAです。

やはり、柴田あーみんは天才では無かろうか。

一時期、旧パプワを終えてから
ちょっとアレだったけど、
新パプワを見ていると、それが杞憂だったと思わされる。
 
 
この作品の良いところは

確かにギャグはなかなか面白い。ブラックなモノもたまには混じるが
散りばめられたものは大小様々で飽きが来ない。
テンポも極めて良く、読むというより読まされる。
画風は一種独特なものもあるが、画力は平均より高く、
構図ひとつとっても、平均よりずっと高い位置にいる。

でも、そんな目に見える所じゃなくて、
この作品の良いのは、
涙が出そうになるくらい温かい話だということだ。
クサすぎる台詞やシーンが躊躇無く出てくる。
脇役のセリフひとつさえ、背中が痒くなりそうなほどに。

にも関わらず、何の違和感も無い。
これがパプワ君という作品だといわんばかり。

あーみんの描く大きくて小さな世界の結晶でもある作品。
今の子供達にこそ読ませるべき作品だと思う。
 
 
 
散りばめられたネタの数々は照れ隠しに他ならない。
作品の主軸は大事なものはきちんとある。
 
結局、人は独りでは生きていけないのだ。
その事を骨の髄までわからせてくれよう。
ISBN:4253126855 コミック 垣野内 成美 秋田書店 2001/06 ¥540
 
 
あなたの血と引き替えに永遠の幸せをあげる・・・ 
 

 
 
ちなみに画像が八巻なのは、一番表紙が気に入っているから。
 
この作品を連載している間に
垣野内成美氏は絵がとても巧くなられた。

細い線で綺麗に描きなさる。
この作品の内容と画風がしっかり馴染んで
ひとつの作品として高い完成度に到達していると感じる。
画力としては決して高いわけではないが、
画風がこれほどまでに話に合っているのは素晴らしいと思う。

夕輝はコミックよりTVアニメシリーズの方が好きである。
TVアニメの"吸血姫美夕"は、
個人的な感情を勘定に入れると、
私が最も好きなアニメ作品である。

では、コミックは嫌いか。そうではない。
OVAの美夕は嫌いだが。

コミックとTVアニメシリーズは全く別の話だ。
登場人物の役割も少し違うし、力関係も違う。
コミックでは美夕より冷羽のが間違いなく強いと思う。

しかし、その根底にあるものは同じだ。

永遠の儚さをこれほどまでに描いた作品は珍しいだろう。
美しく繊細で壊れやすいガラスのような雰囲気が漂い、
吸血姫としての、監視者としての美夕の行動が描かれる。

そして、永遠を生きる者と定命の者の世界は決して交わらないことを。
 
 
まあ、難しい話はさておき
綺麗で繊細な、儚げな世界観が好きなら一読しても良いのではないだろうか。
また、永遠というテーマについての考えを深めたいなら、
これもまた一つの形として触れてみるのも良いかもしれない。
 
 
なお、吸血姫夕維と吸血姫美夕は同じ世界観で描かれ、
互いにもうひとつの作品に出演したりもしている。
時間軸がこんがらがるが、時間軸など彼女たちには何の意味も無いのだ。
ISBN:4063492222 コミック かねこ しんや 講談社 2005/09/21 ¥580
 
かねこしんやの描くカルドセプトワールド。 

 
この作品の良いところは、
カルドセプトというゲームの世界観をしっかり描き出してなお、
カルドセプトに引きずられることの無いところ。
カルドセプトでありカルドセプトでない。

まあ、その辺りのことは読めばわかるとは思う。

カルドセプトはとても面白いゲームであるとは思うが
ひとつ大きな欠点があって、それが結局致命傷になった。

時間が掛かりすぎるのだ。
 
 
いや、ボードゲームと見るならば、さほど長いものではないが、
最近の飽きっぽい子供達にはいささか受け入れられないのだろう。
時代は変わる物だが、少し寂しくまた憂う。
RPGもRPGでは無くなってしまったし、

話が逸れた。
本題に戻る。
 
 
この漫画は良い。
前述のように、ゲームが原作にも関わらず、
それに引きずられずに、一個のものとして存在している。

本人の画力(構図等も含む)もそこそこ高く安心して読める。
主役のナジャラン他全ての登場人物に芯が通っていて
キャラクターが生き生きしている。
なお、主役は女の子だけど
萌えなどというよくわからない概念とはほど遠い。
絵は意外と可愛らしい画風で、
その道の人なら萌えられるのかも知れないが、
雰囲気がどちらかというと、旧時代の熱血モノのが近い。
 
 
もちろん、原作のゲームに親しんでいる方が楽しめるのは
異論の余地が無いのだが。
カルドセプトを知っている人間ならば買って損はしないだろう。
 

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