夕輝と魔法少女十字軍
2007年4月24日 日常+αルーシーブラックマン氏の事件に関して、
無罪判決が出た事例について
少しだけ書いておく。
確かに、私も疑念が残る
釈然としない判決ではあったが、
それを踏まえておいて欲しい。
残念なことにある意味当然の結果と言える。
証拠がないのだから。
状況証拠は証拠になり得ないし、
裁判官の言葉ももっともであり、
第三者の関与を否定しうるものが無い。
言ってしまえば、検察側の力不足である。
今も真犯人が彼に罪をかぶせて逃げおおせている可能性が
否定できないのである。
彼だと決めつけるのは容易いが、
その結果、犯人を逃しているとしたならば
それは大きな問題である。
少なくとも、裁判官はそういう見方をした。
そして、本当に言いたいことはこんなことではなくて、
この判決に対する人々の反応である。
確かに私も釈然としないものはある。
が、裁判によって下された判決は常に正しい。
よって、彼は無実である。
その事実を受け入れなければならない。
なぜなら、この事実を受け入れないということは
法治国家の根幹を覆すということに他ならない。
マスメディアが
彼をさも犯人のように報道しているが、
それは事実では無いのであり
そのような報道は許されるべきではない。
もちろん、誰もがそうだろうと思っていても、
それは事実では無いのだ。
まあ、この、もやもやした気持ちをぶつけるべきは
力不足な検察側なのではあるが、
そして、ある意味、
無罪判決と相成ったことは
司法が法に基づいた判断を行ったという証でもあるので、
迎合されるべきであるのではないか。
残念なことに、
ルーシーさんの死因は不明、
殺害現場とされる場所からは血痕や痕跡は発見されず、
他の女性の場合と違い、全く証拠がない。
これで有罪になってしまうのであれば、
簡単に冤罪をでっちあげることが可能であるからだ。
痕跡が発見されていないということは
すなわち、そこで殺害されたのではないという証拠であり、
彼が殺したのでは無いという証拠にもなり得る。
まあ、私は法律は詳しくないのでよくわからないが、
受け入れるべき事実があり、
目を背けるのではなく、それを見て、
自分の胴体の上に乗ってるのが
カボチャで無いことを証明するために
自分で考えるべきなのだ。
◆
んー、魔法少女十字軍の回に
こんな話をせねばならんとはなんとも。
"蓮台野夜行 〜 Ghostly Field Club"の中では
魔法少女十字軍はマイベストなんだが。
もっと明るい話がしたかった。
◆
ちなみに、ショートストーリーの星霜の十字軍の元ネタが
魔法少女十字軍(とそのイメージ)。
"星霜の十字軍"自体は自分でも結構好きなんだが、
続編はグダグダだったな。めるぽ。