支配の象徴。
支配されるとは幸せなことである。

 ◆

【デスノート】

このマンガはとてもよく出来てるんだよねぇ。
深く考察していくと、ライトとLの行為全てに意味があるし
ミスが無い。
 
 
ライトが最初のテレビ中継でLの挑発に乗ったことを
ライトのミスと考える人も居るようだが、
はっきりいって、この行為はミスではない。
(確かに劇中ではライトの感情的な面を見せつけられたが)

まず、この行動により、
ライトがLに与えた情報は大きくはない。
この時点でLは既にキラが日本の関東圏に居ると考えているため、
その裏が取れた程度。
もっともLが得られた大きな情報はキラの存在の核心と
殺しの方法が超人間的であることを知ったことだ。

一方でライトの利益となった点として
広くキラの存在を知らしめることになった。
この点は最初の最初からライトが望む新世界への第一歩であり
犯罪抑制に大きな意味を持っただろう。
同時に超人間的な方法で殺しができることを見せつけることにより
キラの神格化も進むため、新世界の神を目指すには丁度良い。

双方共に利益を享受しているが、
ライトの方がより大きい利益を享受している。

なぜなら、L側の利益は他の手段でも得られるが
ライト側の利益は、テレビ生中継などを要し、
どう考えてもライトにかなりのリスクを要求するだろう。

以上から、ライトのこの行動はあながち間違っては居ない。

と同時に、物語進行的には
冷静で氷のような描写をされ続けたライトに
最初の感情的な見せ場を作ったことで
ライトのいわゆる人気を引き上げる要因になった。
 
 
ちなみに、デスノートは実在していないが、
良く似た何かはこの世界にいくつか存在する。

 ◆

はてさて、話変わって
人の中身を知る方法だが、
最も簡単な方法は友達の数と質を知ることである。

それだけで大抵簡単にその人を知ることが出来る。
良くも悪くも、類は友を呼ぶ。

また、友人の性別比を知ることは面白い。
その人が革新的か保守的かを暗に知ることに繋がる。

友人の"古さ"も大いに参考になる。

また、その人自身がそれらの友人を他者に紹介するときに使う
文言は全ての解への鍵となるほど重要な参考資料である。
 
 
 
なお、友人がゼロは論外であるが、
友人の数を聞いたときに二十以上の数をあげる人間もまた論外である(それは基本的には知人と言うのであるが、例外はある。がその例外はその人を見ればすぐにわかるだろう)

友人の数がその人の評価に直結するとは言わないが、
人間の評価は、その死の間際に
その死を悲しんだ人間の数で決まる。

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