夕輝とDGMの神話レアはコレを使え~残虐超人編
2013年5月8日 日常+α【DGMの神話レアはコレを使え!】
ドラゴンの迷路の神話レア10枚を
それぞれごとにフィーチャーしてざっくり語る企画。
記念すべき第一回目は
Master of Cruelties / 残虐の達人 (3)(黒)(赤)
クリーチャー — デーモン(Demon)
先制攻撃、接死
残虐の達人は単独でしか攻撃できない。
残虐の達人がプレイヤー1人に攻撃してブロックされないたび、そのプレイヤーのライフの総量は1点になる。この戦闘で残虐の達人は戦闘ダメージを割り振らない。
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残虐の達人は、一度でも攻撃が通ると相手のライフは1になる。
しかし、残虐の達人は、何度攻撃しても、相手のライフが1より減ることはない。
わかりやすいメリットとわかりやすいデメリットを持っているが、
実際には、攻撃を通すと、火力で死ぬ危険がマッハなので
攻撃を通せないのでブロックを強要させることができ、
さらに、戦闘時には、先制接死で無敵のため、一方的に相手を破壊できる。
このため、さながら、TheAbyssのように、相手のクリーチャーを減らしていくことができる。
もちろん、一度でも通ったなら、灼熱の槍でジエンド。
除去や火力を多めに搭載したデッキでは、
相手の攻撃を抑えた上で、残虐ファイトに持ち込めば、ほぼ勝ちである。
よって、残虐の達人を使ったスタンダードデッキはこうなる。
▲▽▲
4 瞬唱の魔道士
3 概念泥棒
3 残虐の達人
2 ラル・ザレック
1 思考を築くもの、ジェイス
3 中略
1 悲劇的な過ち
3 灼熱の槍
1 戦慄掘り
4 イゼットの魔除け
4 ディミーアの魔除け
1 血統の切断
3 変化+点火
3 遠隔+不在
1 島
4 湿った墓
4 血の墓所
4 蒸気孔
4 水没した地下墓地
2 竜髑髏の山頂
4 硫黄の滝
1 ステンシアの血の間
▲▽▲
メインボードは
大量の除去をさらに瞬唱の魔道士が使いまわす除去コンとして動く。
フィニッシュブローは、残虐ファイト。
もっとも、瞬唱の魔道士と概念泥棒によるクロックに火力の補助でも
十分に相手は死ぬ。
このメインボードには採用していないが、記憶の熟達者、ジェイスや
ネフェリアの溺墓によるライブラリアウトを装備してもいいかもしれない。
DGMからは、多めのカードを選択している。
変化+点火は、火力でありながらいかなる生き物にも対応できる。
遠隔+不在は、片方の半分だけでも、融合でもあらゆる局面で生き物に対して強い。
現在のスタンダードでは基本的に生き物で殴るデッキが多い。
そのため、除去コンは、速度的な問題を解決出来れば強い。
呪禁に対しても、遠隔不在や残虐の達人による解決があるし、
不安ならば、ヴェールのリリアナや全体火力としての忌むべき者のかがり火を積めばいい。
概念泥棒は、おそらく相性が悪いだろうエスパーの重いコントロールなどか使う
スフィンクスの啓示をいなす目的に入っている。
パワー3でフラッシュ持ちという点も見逃せない。
残虐ファイト前には、避雷針となり、残虐ファイト後には
フラッシュで出てきて相手のライフを狙うことができる。
相手の熟慮を奪うだけでも十分強い。
そして、ラル・ザレックはおそらく残虐の達人と最も相性の良いカードだ。
これは、残虐の達人の通り道を作ると同時に最後の1点を奪ってくれる。
このメインボードでは2枚に抑えてあるが3枚目を採用することも十分検討できる。
使い捨てる場面も多く、複数枚引いても困らないが
4Tにフルタップで返せるほど環境が甘く無いだろうなのが問題だ。
現環境は、ヘイストを持っている生き物が多く、
インスタントタイミングの除去を複数抱えておくことが生存率を引き上げる。
不用意にフルタップすることは死を意味する。
◆
サイドボードは、それほど悩まずに決められるだろう。
メインボードに入っていない、火柱はサイドに用意した方がいい。
あるいはメインボードのいくつかの除去と入れ替えてメイン採用してもいい。
また、追加の除去としては、血統の切断をおすすめする。
未練ある魂のスピリットトークンの前では、単体除去や
残虐の達人自体がその力を存分に発揮できない。
重たいコントロール相手にはラクドスの復活や
追加のカウンターとしての雲散霧消辺りを用意してもいい。
プレインズウォーカーが怖いなら戦慄掘りの追加も悪くない。
全体除去の忌むべきもののかがり火や電謀もよい。
墓地対策としては、ラクドスの魔除け
他にも殺戮遊戯なども良い。
このメインボードの場合、前のめりなアグロなデッキに対しては
速度に押しつぶされない限り不利ではない。
よって、サイドボードは遅いデッキを重点的に対策し、
ナヤブリッツなどの高速アグロに対して1マナの除去を追加するか
全体除去を用意するか辺りの選択がもっとも丸いと思う。
▲▽▲
サイドボードの一例
1 悲劇的な過ち
2 火柱
2 忌むべきもののかがり火
2 ラクドスの魔除け
3 雲散霧消
1 否認
2 殺戮遊戯
2 ラクドスの復活
▲▽▲
序盤は、除去に徹して
瞬唱の魔道士のフラッシュバックで場を平らにすることに努めつつ
瞬唱の魔道士でライフを詰める。
中盤は、除去やカウンターを構えつつ
隙を突いての残虐の達人やプレインズウォーカーの降臨
後半は、残虐の達人を通すか概念泥棒で削っての火力で〆
二種類8枚の魔除けは、除去兼カウンターなので
どんどん相手の動きを封じて、息切れするのを注意深く待つ。
瞬速のクリーチャーと火力で削りきれるなら積極的にライフを狙うが
難しそうな状況なら、残虐ファイトで一気に決めてしまおう。
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