我が名はジャン・ピエール・ポルナレフ。
我が妹の魂の名誉の為に!
我が友アヴドゥルの心の安らぎの為に!
この俺が貴様を絶望の淵へブチ込んでやる
◆
ポルナレフは間違いなく最強。
【カードゲーム】
強さというのは、基本的に相対的にしか計れない物である。
それ自体に戦闘力という数値が割り振られているわけではなく
何に勝てる何に負けるという定義がされているだけ
しかも、それすらも確率論に左右される。極めて曖昧なものだ。
上位互換、下位互換と呼ぶことがあるだろうが
純粋な互換は数少ないし、その純粋な互換でさえ
時と状況によって覆る。
MTGにおける、稲妻は1マナ3点でショックは1マナ2点
稲妻が完全な上位互換だが、
状況によっては稲妻もショックも同時採用されることもあった。
ポケカにおけるダブル無色とアッパーもまた同じ。
強さの定義とは、非常に曖昧であり
それ自体にはたいした意味がないし、
基本的に議論の対象にもならない。
グーとパーとチョキの強さを議論することの無意味さは言うまでもない。
同じだとするならば、グーがチョキに勝てるのは正しいのか。
そうでなければ、どうなるのか。まるで、言葉遊びだ。
◆
何に勝てるか勝てないか
どうすれば勝てるか、また負けないか
そのためにはどうすればいいか
それが重要なことであるということを今一度ここでいっておくとして
改めて話を先に続ける。
以下ポケカ。
◆
おおよそ全てのデッキには勝利への道が用意される。
勝利への道とは、このデッキが勝つためにどのような手順を踏むべきかという
いわば、デッキという城の設計図の中の通路である。
オーソドックスなガブリアスCXレントラーGLXを考えると
この勝利への道とは、勝利条件を達成する手段である。
勝利条件は相手のポケモンを6体始末すること。
ドラゴンダイブは最もわかりやすい方法だ。
ダブル無色が4枚しかないが、極論
ドラゴンダイブを6回使うことで勝利することも不可能ではない。
一方でレントラーGLXのかがやくまなざしからフラッシュインパクトも
打点の低さはあれど、この手順を6回踏むことでもいい。
ディアルガGXがきずをえぐってもいいし
ゴウカザル四Xがほのおのうずをつかってもいい。
この場合、これらの手段を混合して
適切に使うことが勝利への道になる。
比較対象は割愛するが、ガブリアスCXとレントラーGLXだけでも
勝利への道としては相当太い。
一方で、ギャラドスを考える。
ギャラドスの勝利への道は
基本的にギャラドスのリベンジテール6回しかない。
これは相当細い。しかも一本。
だからこそ、ギャラドスを使う場合は
この道が絶たれることの無いように細心の注意と
最大の援護射撃を伴って構築される。
場合によってはヤミラミとアンノーンDARKなどを使って
道を増やすこともある。
これらふたつのデッキはともに"強い"デッキだが
根本がまるで違う。さらに強さのベクトルも違う。
前者が太い道が何本も敷かれているのに対して
後者は細い一本道を素早く的確に渡ってくる。
ガブレンが"強い"とされている理由のひとつは
この道が何本もあるというところである。
一本が潰れたところで他の道を行けばいい。
ギャラの場合は潰れると負けが確定してしまう、
故に、レスキューガン積みなど道がこれでもかというほどに
整備されるわけである。
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ガブレンにゴウカ四Xというは前者の理論である。
道を増やす。万が一のことがあっても、ほのおのうずでなんとかする。
バンギラスにバクオングというのも後者の理論である。
道が一本なので、それを潰す手段を回避するためのパーツである。
◆
実際には強い弱いという議論が如何に意味のない話かわかるだろうか。
カードゲームは基本、チームプレイである。
どんなに優れた選手が居ようとも、勝てるわけではない
チームスポーツの世界とよく似ていると思う。
もちろん、私も強い弱いという言葉は使う。
それは簡単だからだ。
でも、その強さの指針は十人十色でまるで違う。
また、どのベクトルで強いのかという部分が省略されてしまう。
あるいは、何と比べて強いのか。
では、もう一度この言葉を
強いカードはデッキに入らない。
デッキの座席は必要カードだけで埋まる。
コメント
タイトルがタロットカードなんですね。あえて言わせてください。ラバーズの記事、最高です!
今回のポケカの記事、大変参考になりました。ありがとうございます。
というか、ジョジョは良いものだ。
実は夕輝さんからリンクしてもらうのを待っていたわけでして。
率直に言って嬉しいです。ハイ。
>>ひみつ
悶絶してそうなギャラ使いでございます。
ロストから回収できなければ出力ダウンで終了ですもんね。
そろそろギャラも限界なのか・・?
まぁ、でも、今までもギラティナで同じ目に遭わされるわけだから
ゲンガーGRの二つめのワザ次第では、そんなに困ることも無いかもね。
あと、一応、ひみつ日記はひみつなので、
ひみつの内容には基本的にコメントしないでくださいね。
ひみつじゃ無くなっちゃうw