夕輝と運命のダークサイド12周目
2007年8月20日 日常+α理系(特に物理学や数学)の人間は
物理と数学を勉強するうちに神の存在を確信するという。
ここでの神は全知全能の神ではなく、
この世界を設計したインテリジェントな存在だ。
ちなみに、インテリジェントデザイン説とか宗教とは
全く関係のない話だということをここで断っておくが
私も若干、理解できるところはある。
この世に存在する物理法則が
あまりにも綺麗すぎるのだ。
もちろん、体系的に理解しやすさのために
綺麗になるような単位設定がされていることも理由のひとつだが、
放物線の運動や次元解析、波動の伝搬など
あきらかに綺麗すぎるのだ。
我々の肉体を構成する細胞という単位とその動作は
人類をひとつの生物と考えたときの人類そのものに類似する。
これは、世界がプログラム(か何かよく似たもの)で動いているという
仮説を建てるならば
再帰処理を使って説明できうる可能性がある。
また、フィボナッチ数列というものをご存じだろうか。
F[1]=1
F[2]=1
F[n+2]=F[n+1]+F[n]
で説明できる数列のことだが
自然の至る所でこの数列の存在を見ることが出来る。
これもまた、プログラム上では再帰処理によって生成する。
波の伝わりの計算などの解析も同様であるし、
微分積分もまた再帰処理を利用している。
この世は至る所で再帰的に処理されていると考えられる。
歴史は繰り返すという言葉があるが
繰り返しこそ再帰処理である。
当然、"それ"を設計した何かが存在する。と私は感じる。
ここで、怖いことがある。
プログラムを組んでみるとわかるが
再帰処理は必ず終端する。つまり終わりがある。
それが世界規模の終わりがあるのか
それとも、世界は大規模な複合モジュールの塊で
各モジュールごとに終わりが来るのか。
それはわからないが。
と、同時にどうして再帰処理をするか。
それが一番プログラムが短くなるからだ。
クイックソートを始めとしてソートプログラムは
再帰処理で実装する。そうするとデータの量に変わらず
プログラムの長さは一定であるし速度が速い。
この世界は莫大なデータを含んでいる。
それを処理するのに再帰処理が最も効率の良い方法と言える。
ここで、世界を設計する存在の仮説についてはいったん終える。
とにかく、この世は綺麗すぎる。
もっと絡み合ってもいいはずだ。
次に、人類が何処から来て何処に行くかだが
直前にも言ったように終わりがあるのは間違いない。
だが、同時に必ず始まりがある。
私は突拍子もない説だが
未来からやってきた説をここでとりあげる。
偉大なる松本零士が述べたが
"タイムマシンは実現しない。なぜなら未来から誰もやってこないから"
これはある意味、至極名言である。誰もが納得する。
しかし、同時に世界各国でタイムマシンの研究が為されているのもまた事実だ。
実際に次元間を移動するものの存在は証明されている。
未来からやってくるというのは
明らかに未来で無ければわかりえないことが
過去から発掘されている事象からによる。
例えば、予言である。
最も有名どころとしてはノストラダムスの予言があるが
これはハズレも多いし、あんまり信用はできない。
が、間違いとはいいきれない。
しかし、予言でもっとスゴイのはヒトラーの予言である。
他にもSMI2LEメッセージというものある。
ヒトラーの予言とSMI2LEメッセージは
微妙にリンクする部分があったりして怖い。
さらに、オーパーツの存在。
紀元前4世紀ごろの古代ギリシャの古地図には
存在さえ知られていないであろう南極大陸がはっきりと記されていた。
さらに過去の文献に明らかに"核"を使った記述が残っている。
人類が未来からやってきたというのであれば
これらは可能だ。我々は単に記憶を失っているに過ぎない。
そして、未来から過去にやってきてまた未来へ進むということこそ
再帰処理のルーチンそのものである。
そして、私は同時に世界の鍵を握る人間をいくつか知った。
ヒトラーもその一人である。
いや、ヒトラーはただの政治手腕に優れた人間に過ぎない。
ヒトラーは自身の予言の中で自分に予言を与えた存在があると
言っている。その存在こそ、この世界の進む道を決めている
"設計者"本人である。
"設計者"は歴史上に幾度も登場し、歴史を誘導してきた。
イエスキリストの存在。
聖書は暗号の宝庫だとされているが、
それも納得できる。聖書は世界の計画の仕様書なのだ。
世界では幾度と戦乱が起きているが
それらは全て何かがそうなるようにし向けている。
それは、戦争こそ技術の発展に最も効果的だからだ。
世界は再帰処理を行いながら
各フェイズごとに確実に効率的な進化を行うように
何かから干渉されながら未来へ進み、
ある時点でタイムマシンを完成させる。
そして、世界は"リセット"される。
その時点で優れた人間がタイムマシンで過去に送られるのである。
それが、今回は2039年なんじゃないのかな。
これは高度なライフゲームの様相であるが
そこには目的があるはずだ。
ただ、人類の興亡を眺めて楽しむだけではあるまい。
それならば、もっと面白い興味深い方法はある。
では、何か。
この世界を記述するだけなら宇宙は不要だ。
しかし、宇宙は存在する。
逆に宇宙は存在する故に必要と考えると
私の立てた仮説に大きな矛盾が存在する。
そして、"核"の存在。
核のエネルギー量は明らかにオーバーパワーである。
確かに原子力発電は極めて有益であるが
同時に原子力発電は必須ではない。
核反応が発生させるエネルギーは人類には不要なのである。
しかし、存在する故に必要。
また、私の立てた仮説では人類は
広大な宇宙を旅することなく終焉する。
宇宙は膨張し続けている。
これはエネルギー保存の法則により
宇宙に存在するエネルギーが薄くひらべったくなることを意味する。
我々が過去に再帰しなければならない理由として
永遠に存在し続けられない。
なぜなら宇宙は膨張しているから。
つまりは、我々が再帰処理を行う理由は
世界の設計が宇宙の膨張を含むからである。
それは最終的にエネルギーの消失により宇宙の終焉を意味する。
ここから、さらに話を加速させる。
世界が綺麗に設計されているが
その世界は最終的に滅びる。
設計者はそれを嫌がっている。とする。
(としなければ話が終わる)
なぜ滅びるか。それこそがこの世界の"バグ"では無いか。
綺麗に設計された世界に存在する唯一のバグ。
再帰処理を採用したが故に来る終わり。
我々の文明はそのバグを修正するために存在するのではないか。
繰り返し過去と未来を往復し
より効率よく進化し発展し
核というエネルギーを得た。
現在でも、終末宇宙論の中では
莫大なエネルギーによる世界全体のクロックアップ(高速化)で
宇宙が拡張して死滅するのを防ぐという方法が提案されているが
よく似た方法あるいは別の方法でも
宇宙の終末を防ぐために存在している。
我々が想像する以上に宇宙の膨張は速く
もしかしたらあと数百年で取り返しが付かなくなるかも知れないのだ。
なぜなら、膨張は、同じ広さの空間内のエネルギー量の減少を
もたらすため、人類の活動限界が下降する。
故に定期的に過去に戻らなければならない。
当然、優秀な人間を過去に送っても
文明はロールバックする。故に進化を繰り返す。
少しずつ良い方向へ調整するために
"設計者"は自ら干渉する。
人類全体を過去に送らないのは
宇宙のエネルギー損耗と同時に人類が群体として行き詰まるから。
だから有能力者のみを選定し
配合からやり直す。
最初期では、つまるところ我々の云う古代文明では
人類は未来の存在を知っている。
しかし、それは伝達の過程で意図的に失われる。
新たな風を吹き込むためだ。
しかし、同時に前回の成果を取り入れるため
ヒントだけを残す。
"設計者"はより効率よく進化させることで
限られた時間を有用に使うのだ。
予言者、聖書、オーパーツなどを使い
人類は進化させられる。そして滅びる。
それは、人類が世界の崩壊を防ぐ技術を手に入れるまで続く。
逆にタイムマシンを開発したら、開発したということは
それ自体がすなわちタイムリミットなのである。
よって、
未来から来た人間が居ない故にタイムマシンは無い、という仮説と
矛盾しないカタチでタイムマシンが存在するという仮説が立てられる。
なぜなら、タイムマシンの開発はタイムオーバーと同義であるからだ。
設計者は人類というツールを開発し
それによって自分の作った世界の補完を計画しているのである。
人類には活動限界があり、同時に世界にもタイムリミットが存在する。
それを覆すのがタイムマシンによる時間遡航である。
我々はこのタームを繰り返し
短時間で効率よく技術発展を行い、
莫大なエネルギーをビッグクランチ無しに
或いは人為的なビッククランチか何かによって生み出し
宇宙の膨張と収縮を食い止めるのが我々の存在目的なのである。
あれ、呼び鈴が鳴ったぞ、
こんな真夜中に誰が・・・
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