【年金問題を"本当に"考えてみる】
あれだけ遠い未来の出来事だと感じていた
参院選がもうすぐそこまで迫ってきていることを
マスメディアの報道で感じる今日この頃いかがお過ごしですか。
最近、毎日もかなり左を向いているなぁとか思いながらも
やはり、産経や読売はまだまだ信用できるソースかと思います。
産経はなんでもかんでも最終的には
国が悪いという結論に持って行きたがるのですが、
最近は、国じゃなくても政治家ならなんでもいいように感じました。
いずれにせよ、視聴率のための報道なのでしょう。
緊急年金相談窓口が、政府の広告不足でガラガラだった記事など
その象徴です。
なぜ、新聞という国民のための報道機関だと位置づけられているものが
国民のための報道、すなわち、緊急年金窓口の開設を
国民にお知らせしないのでありましょうか。
では、本題に移りましょう。
この年金問題とはいったい何か。
5000万件とも言われる誰の払ったお金かわからないお金と
1000万件とも言われる本来払うべき年金の未払い、
そして、まことしやかに噂される社保庁のネコババでしょう。
さてさて、これを解決するのはどうすればよいのでしょうか。
なになに、年金問題を参院選の主題に据えることに成功した
今やノリノリの民主党のマニフェストの目玉とやらが
年金通帳の配布。
おまえは馬鹿か。阿呆かと小一時間問いつめたい。
半年間は議場でROMってろと言いたい。
年金記録を失った人々の手元にある
この手帳は何かと。
そんなもので解決できるはずも無い。
確かに年金手帳そのもののグレードアップは必要だし重要だ。
それは私も感じるところであり、それは認めよう。
しかし、民主党の言葉を借りるなら、
それこそ、にわか仕込みの案としか言いようがない。
それもそうだろう。
民主党の原動力は自治労。
仮にも社保庁を民営化するなどと口が裂けても言えぬわけだ。
当然、我々素人が簡単に思いつくのは、
お役所仕事体制が最も悪いものなのだから、
民営化してしまえば、問題は片づくのではないか。
そうは断言しきれないとしても
管理を民間に委託すれば、
データのうち漏らしなど減少するのではないかと。
そもそも、社保庁の労使協定に驚くべき条文があることを聞いた。
"45分間モニターを見たら15分は休憩する"
なんという高橋名人体制。
なんという目に優しくて国民に厳しい体制。
よくよく、自民党の155の重点政策を眺めてみると
社保庁の解体の断行とある。
完全に民営化してしまうわけではないようだが、
分割して新法人を設立し、積極的に民間委託を行うとある。
うむ。まあ民主案よりはまともかと思ってしまうのである。
年金記録が宙に浮き、
やきもきされている方には申し訳ないが、
私にとって大事なことは、今宙に浮いてる記録うんぬんではなく
これから同様のことが発生しないことである。
だから、私にとっては救済弁済補償うんぬんはどうでもいい。
これからの改革の方針を見定める必要があるのだ。
まあ、民主党が未払いの補償に関して
具体的な対案を出せてない現状と
出来るかどうかは別としても一年で名寄せ完了と謳う自民党の方が
補償問題に関しても一歩二歩ぬきんでてるような気もしますが。
むしろ、我々が危惧すべき問題は
年金という我々の大事なお金、大事な生活の保障
大事な老後といった問題が
政争の具に使われていることそのものでしょう。
もちろん、政治のカードである以上、
どの政党も、国民のためではなく
自分の党が選挙で勝つためにカードを使います。
その辺りが最も我々が憂う問題であり、
正義と真実の報道機関とやらは追求して頂きたい。
そもそも、報道機関が
民主党の参院選に向けての政策は報道するのに
自民党の参院選に向けての政策を報道しないのはなぜか。
そこんところも詳しく教えて頂きたい。
結局の所、
我々は我々自身で物事を知ろうとする目と耳を養い、
取引相手が記録を残してくれることに期待するのではなく
自身の手で記録(領収書)を補完し
我々は自衛の術を身につけなければならない。
逆に言うと、そういうところがきちんと
できている人こそ、いわゆる"勝ち組"なのである。
我々が勝ち組になるための努力というは意外に簡単である。
しかし、大多数の人がそれを放棄するため
今も勝ち組になれないでいうのである。
今度の選挙もそうである。
他人に言われるままに投票すると必ずや
ブーメランのように報いが戻ってきて後悔することであろう。
自分の頭で考え、自分の手で書いて投票した結果なら
いかなる答えが出ても、その結果には価値があり
人は後悔はしない。
コメント
「よくばりんく」です。
http://yokubarinku.com/
こちらのサイトリンクを張りました、
事後報告で、すみません。
不都合が有る場合は、
後にUP予定のBBSでお願いします。
失礼します。