夕輝と日本国が抱える借金についての覚え書き
日本が抱える借金は800兆円近くになるといわれる。

最近は聞かれなくなったが
去年辺りでは2008年に日本が倒産する!などと
ワイドショーで囃し立てていたのを
憶えている方も多いだろうと思う。

実際に800兆円も借金しているならば
とんでもない事態と言わざるを得ない。
トモダチから5000円借りただけでも
返済に追われる我々としても見過ごせない。
国は借金を返す気があるのか!?と小一時間問いただしたい。

では、この未曾有の大借金とは何か。

それは、国債である。
(全てが国債では無いが700兆円ぐらいは国債)

国債とは国の株のようなものである。
株と違うのは、国債を持っていても
国の運営に口を出すことは出来ないことと
満期が来ればお金に払い戻されることの二点だけ。
それ以外は、株と同じで配当もあり、
市場で自由に売買できる。

2008年問題の根拠は
故小渕元首相が発行した40億の国債の満期が
2008年に来るからというものであった。
ちなみに、既に対策はなされていて
2008年に日本が倒産するようなことは全く持ってあり得ない。

つまり、国債は株と同じなのだから借金と違う。
しかし、株が会社を切り売りしているのと違い
国債は国に融資してもらってるのである。
結局は、株よりは借金に少しだけ近いことになる。
満期が来れば払い戻しもしなければならない。

株式のように会社乗っ取りされる心配は無いが
その代わり払い戻ししなければならないといったところか。

日本の国債は先進国の中で格付けが低いと
言われることがたまにある。
それは純然たる事実である。

なぜか。

単に配当が安いというだけである。
日本の国債の配当金は1%から2%程度で非常に低い。
別に日本に破産の危機が迫っているからでは全くない。

とはいえ、借金は返さなければならない。

やはり800兆円という額は巨大すぎる。

いざ返せと詰め寄られたら、と思うと背筋も凍る。

よくある日本の借金時計では一家庭辺りの負担額が
表示されていることも多いが、
1000億を超えている。
私の財布にそんな金があるわけもない。

・・・ところが

実は全然問題は無かったりする。

なぜなら、日本の国債はその9割を国内で賄っているからである。

ぶっちゃけ、日本人が日本という国に融資しているのである。
全く以て安心できる。

さらに、日本国内に発行されている国債の半分は
日本銀行などの公的機関に保有されている。
つまり、半分くらいは政府の身内からの借金である。

もちろん、外国人の中にも日本国債を持っている人はいるし、
(配当が悪いのであんまり人気無いけど)
国債以外にも借入金という純粋な借金もあるから
ほっとおいても良いとは言い切れない。
とはいえ、日本国政府は円にして400兆円あまりの金融資産を
持っているのでいざとなれば切り崩せば
少しはなんとかできる。
 
 
 
結局、日本人が日本という国に
融資しているというわけで何の問題も無いのである。

その融資しているのはカネのあるところなので
我々が心配してやる理由など何処にもないのである。

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