夕輝と前向きにいじめ問題を解決する。

2006年10月23日日常+α コメント (3)

【いじめと自殺と】

まず、"いじめ"とは何か。
それさえはっきりしていないのに、
何を論議するというのか。
いや、はっきりさせたくないから"いじめ"などという
抽象的な、中身のがらんどうなレッテルを貼り付け、
あたかも、自分はわかっているというふうに
知ったかぶりをするのか。

"いじめ"はよくない、などという評論家
コメンテーター、社説など腐るほどあるが、
"いじめ"とは何かを根本的に論議している人の
何という少なさよ。
　
　
"いじめ"とは何か。

私はよく、テレビの中や新聞の中で
"いじめ"をよく見る。
つい最近では、
亀田弘毅選手がいじめにあっていたように思う。
とても可哀想だと思う。
皆さんはどのように思われただろうか。
　
　
あれは仕方が無い？どうして？
アイツが悪い？何で？
　
　
小学校や中学校でも、"いじめ"を受けるのは
はみ出しモノであったり、
最初にルールを破ってしまったモノであったりするのである。
　
　
人間は集団で生活するものであり、
集団からはみ出ることを恐れる生き物である以上、
いじめは無くならない。

成熟していない人間の多くは、
攻撃することで己の身を守ろうとするため、
いじめはより発生しやすくなる。
　
　
いじめとは、
自分たちの集団からはみ出したものを攻撃することである。
或いは、自分が集団からはみ出さないために
集団以外を攻撃することである。
　
　
どんなかたちであっても集団があれば
そこにいじめは発生する。
それは人間が人間である限り避けられない。
　
　
学校という仕組みは、極めていじめが発生しやすい。
生徒という集団は、
各自の意図にかかわらず形成され、
そこに無理矢理はめ込まれる。
常時、教師という存在から圧力を加えられ、
(子供には大人は怖く見えるモノなのだ)
学業に加熱され、逃げ道は何処にも無い。
子供たちのフラストレーションは常に限界まで高められている。

むしろ、いじめが発生しない方が問題があるといえるぐらい
いじめが発生しやすい環境である。

逃げ道がないのがかなり厳しい。
高校以上や仕事ならやめることもできる。
しかし、小学校や中学校は簡単にやめることはできない。
ならば、逃げ道はひとつである。
　
　
というふうに、いじめを無くそうとすると
たぶん学校が無くなると思うわけです。

でも、そうはいかない。

じゃあどうするか。
そこが教師の手腕の発揮どころなんです。
人生の先人が、後輩達に教えてあげなければならないはずです。

学業なんて、子供たちは自分で勝手にできます。
(これを否定する人は子供たちを見下しすぎです)
子供達だけで解決できないことを解決してあげるのが
教師や親の役目です。
　
　
しかし、公立の教師は当てにならない。
これは純然たる事実です。

どうしてか、公立の教師は、別に子供が死のうがどうしようが
別にお給料は貰えるし、仕事を辞めさせられることもありません。

現に、例のいじめ荷担の教師は辞めさせられてはいません。
あんなことをしていても、
お給料はきちんと頂いて仕事も辞めさせられずにいるのです。

今現在、こういわざるをえません。
子供を死なせたくなければ私立に入れろ、と。

まあ、本題から逸れました。

"いじめ"の定義はバッシングとほとんど同じです。
やってることもたいして違いありません。
まあ、子供は純粋で残酷で法律を知りませんから
やりすぎることは多いですがね。

とにかく、これを無くすことは、
宇宙の端までたどり着くより難しい。
だから、我々はこれと共存できる方法を模索しなければならない。

しかし、それもまた難しい。
個々のケースバイケースで
様々なスタッフが対応するしか無いでしょうね。
　
　
私が考えるのは、
いじめが発生するのは仕方ない。
しかし、やりすぎないように
早いウチから子供にいろいろと教えておく、
法律や犯罪、その他法治の理念を教えておく。
教えることが出来る環境を作る。
当然、教師や親は、子供達が
過度の被害に遭わないように見ておく。
　
　
まあ、事なかれ主義の教師どもに
溺愛バカ親があふれるご時世に
それは無理なことでしょうかねぇ。

だから、私立に行けと言わざるを得ないんだ。
　
　
　
いじめを無くすんじゃない。
いじめが起きても大丈夫な学校を作るんだよ。

なんでも無くす無くすって言うから、
大事なものまで無くなるんだ。
もっと建設的に考えていこうぜ。