石原さとみに似てるって言われました>挨拶
 
 
嘘です。
でも目が似てるらしい。
 
【ぱそこん】

ウィニーで警察から資料がだだ漏れなのは周知であるが、
その原因は無知によるものである。

昨今、PCは身近なものとなり
多くの人がそれに触れるようになった。
PC(とインターネット)は非常に便利であり
それは、世に白黒テレビが送り出された時のように
我々の生活を刷新している。

しかし、我々はあまりにも無知である。

PCを日常的に使用している人でさえ、
PCの内部構造をハード的にもソフト的にも
理解、解説できるひとは少ない。

結局、その無知によって
自ら弱みを晒し続けているのが現状である。

今の時代に家に施錠せずに出掛ける人は少ないと思う。
しかし、PCに施錠することをしようとはしない。
そもそもPCに施錠する仕方を知らない。
それでは泥棒に入られ放題である。

ウィニーだけが槍玉に揚がっているが、
(それは当然以前の禍根がそうさせるのだが)
そんなものは氷山の一角に過ぎない。
日々情報は流出している。
個人情報保護法など何も役には立っていない。
なぜなら、本人の家から情報が一人で歩いて
何処かへ行ってしまうのだから。
物理的な遮断を行っているならともかく、
そうでなければ遠隔地から電源を入れることさえ可能である
今の時代、安全など何処にもありはしない。

そんな危険を知らずに使っていれば怪我をするのも必然である。
包丁を使うとき刃の部分を握るだろうか?
今、我々はPCの柄の部分を握っていると断言できるだろうか。
今更ながらに自問していきたい。
 
 
 
話は変わるが、スカイプやその他の、俗に呼ばれる
音声チャットを利用している人はどの程度いるだろうか、
使用頻度はともかく、総数はかなりの数になると思う。

日本のインターネットの脆弱性は周知であると思うが、
今までウィニーなどの共有ソフトが脅かしている脅威を
音声チャットが増大加速している事実がある。
 
 
十年と経たずに、インターネットの通信料は
現在の定額制では無く、従量課金制度に舞い戻る。
もしくは崩壊するかのいずれかだ。

なぜなら、それほどまでに通信回路は過労を強いられている。
特に音声チャットは回線を占有するほどに負担をかける。
回線の情報量を多くしようとすると
かなりの金がかかる。零細プロバイダーには
それは首をつれと同意になる。

もちろん元凶を招いたのはヤフーであるが、
それをどうこう言うのは主題から離れる。
簡単に言うと、少し前にマクドナルドが犯した最悪の過ちを
ヤフーはインターネットという場で再現したのである。

過度な値下げは市場を完膚無きまでに叩き伏せた。
市場はもはや混迷とし、そこには光は無い。
いや光回線ばっかりだが、それはともかく、

大規模な企業以外は息も絶え絶えであり
大企業は自身の愚かな行為に首を絞められている。

これからは通信料は値上がりしていくだろう。
そうしなければ彼らは生き残れないほどに追いつめられている。
日本のインターネット世界は大恐慌に陥る。
マスメディアはそれを最初は大喜びするだろうが、
徐々にメディア自身が如何にインターネットに頼っていたかを
思い知ることになるだろう。
インターネット回線がパンクするということは、
現在では既に経済が止まるということに同義である。

もしインターネットが一夜のうちに無くなれば、
公私共に打ちのめされる人の数は多い。
しかし、そのことが少しずつ現実味を帯びている。

一昔前、ほんの5年前の情報流通量の総量に対して、
現在の総量は何十倍であり、日々加速度的に増加している。
一ヶ月の増加量が5年前の総量に等しいという資料まである。
それに対して回線の太さは変わらない。
いつの日かパンクしてしまうのは
火を見るより明らかである。

以前に私は巫山戯て、
世界を征服するにはインターネットを
支配下におけば良いと言った(書いた)ことがあるが、
奇しくもそれが現実の事となりつつあるのだ。
 
 
 
それに対して我々にできることはあるだろうか。
いつか訪れる最悪の事態を防ぐためにできることはあるだろうか。
 
 
ある。
 
 
まずは知ることだ。
知らなければ何も出来ない。
知ることから始めるのだ。

そして、回線に負荷を掛けないことだ。

音声チャットとファイル共有を止めることだ。
これら二つが世界から完全に消え去ってしまえば、
情報量の総量は十分の一から百分の一ほどになるだろうと
私は予想している。
実際、ウィニー制作者が逮捕された翌月のトラフィックが
半分になったことは記憶に新しい。

利便を追求するのは良いことだが、
可能な範囲で追求するのが望ましい。
過ぎたものを望む人間を待っているのは破滅のみである。
 
 
 
 
ま、その最悪の事態を今までも
人間は科学の進歩で乗り越えてきた。
今回も同様に科学の進歩で乗り越えるだろうと
私は楽観しているが、
それは誰も保障してくれはしないのだ。

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