【最近のアキバ事情とΖガンダム問題】

機動戦士Ζガンダムの声優問題はもはや語るところもありません。
当事者では無い夕輝が何を言ってもアレですが、
夕輝は、
音響監督が、富野総監督を騙すカタチで
フォウ役(及び、サラ役、ロザミア役)の声優を無視して
自分の子飼いの声優を差し込んだと認識しています。

それは、
ttp://wiki.livedoor.jp/eternalfour/d/FrontPage
この辺りからリンクで飛べばよくわかるかと思います。

で、声優が陰謀で差し替えられたわけですが、
フォウ好きとしてはぶっちゃけ我慢出来ないわけですよ。
そりゃ、老衰や事故等で役者が儚くなってたり、声優で無くなってたら
仕方ないと諦めもつきますよ、
でも、島津冴子嬢(フォウ)はピンピンしてるわけですよ。

これの根底にあるのは、ヲタク相手の商売は楽だという認識が少なからず
どの業界にもあるっていうことですよ。
萌えとか付ければなんでも売れる。
実際、ハピマテ(で合ってる?)を見ればよくわかる。
なんだかんだで売れてるんですからね。楽な商売ですよ。濡れ手に泡?

仮に夕輝が普通の容姿とちょっと可愛い声の女の子だったとして、
ヲタクっぽい趣味(格ゲーマーだったりして)持ってて、
ちょっと歌とかだして、ネコミミとウサミミとか萌えーとか付ければ
ある程度はすぐヒットしちゃうんじゃないですかぁ?
 
 
 
ヲタクを騙すのは簡単と思われている。実際簡単なわけです。
原価数十円の紙束でさえ云千円で取引されてるんですから。
同じ曲でも別に出せば何枚でも売れる。笑いが止まりませんね。
限定版と通常版を売り出せば、売り上げは2倍。
特別版でさらに倍。なんなら、リメイクでもしますか?
 
 
 
なんだかんだで機動戦士Ζガンダムもうやむやなままに公開突入して
まあ、惨敗っちゃー惨敗ですが、それなりの収益は上げたでしょう。
これ出しときゃ売れるだろみたいなところが全く無かったとは言わせません。
最近、種とかで人気ぶり返してるみたいだしさ。とか。

そんな、驕りというか傲慢な業界と何も考えないヲタクが
引き起こした事件の一郭ということでしょうか。

別にこれが悪いとは思ってないです。
これはサービス産業として普通のことです。
客は満足している。その満足を得るために対価を支払う。
需要と供給が一致しているのですから。

まあ、面白いのは、サービス産業というのは不景気に頗る弱いはずなのに、
不景気に喘いでいる(と思われている)日本で
ヲタク文化へのサービス業はぐんぐん伸びてるってことですかね。
とにかくヲタクは不況に強い。
なんかとても興味深いですね。
経済系の学生さんはこの辺りで卒論するとかなり良いんじゃないですかね?
 
 
 
で、さらに面白いのがメイド喫茶の乱立。
夕輝はアキハバラには五年前くらいに一度しか訪れたことがないので
よく行く大阪日本橋の話になりますが、
メイド喫茶、これでもかってぐらいに増えました。

じゃあ、街はヲタク一色かと言えば、実はそうでもなくて、
ビックカメラの影響で家電量販店はかなり傾いてますが、
街自体は五年前と大して変わってません。
メイド喫茶は増えましたが、

で、メイド喫茶がヒットする要因は萌えーとかいう要素じゃなくて
(確かに、萌えーという要素に因るところはあるだろうけど)
単に、日本橋界隈に飲食店喫茶店が不足していただけのことだと思います。
実際、メイド喫茶が乱立する前は、でんでんタウンで食事というと
マクドナルドなどのファーストフードしかなく、
喫茶店もあまりパッとしない店が数件しかなかったのです。
難波の方まで流れるといくらでもあるんですがね。
でも、"日本橋/でんでんタウン"には、あまり無かった。
そこにメイドの格好をしてるけど、中身は飲食店喫茶店な店が出来た。
普通に流行りますね。たぶんメイドじゃなくても
小綺麗でこざっぱりした雰囲気の良いお店なら繁盛していると思いますよ。
もちろん、ヲタク層も出入りするわけだから、メイドなら丁度良いわけです。

一応は電気街なので、土地柄、訪れる客層は二極化します。
ひとつは家族連れ、もうひとつは男独身層です。
家族連れは主題から外れるので置いておくとして、
男性独身層の人は基本的に女に飢えています。
今まで女に触れたことも無いような人さえ見かけられるでしょう。
身も心もヲタクであっても二次元にどっぷり浸かっていても
三次元から解脱したような存在はなかなかありません。。
そんな人にとって、微妙なラインのメイド喫茶はとっても良いものでしょう。
二次元以外興味無しと表だって言っていてもいいわけもつくし、
三次元の女の子と少なからず触れあえる。

そりゃ繁盛もしますわ。

結局は人は独りでは生きていけない。
そんなところを微妙に突いて成功した業種だと思います。
メイド喫茶の成功というのは、
これから大成しようとしているベンチャー企業にとっては
勉強すべきところが山のようにあると思いますよ。
 
 
 
で、ヲタクといっても、ヲタクには二種類あって、

モノホンのヲタクと
ヲタクの振りをしている人間に分かれます。
(まあ、実際はこれに第三の勘違いキモヲタクがあるのですが、それは今回は省略)

基本的に、後者が狙い撃ちにあいます。

モノホンのヲタクは、必要だと感じたら金も労力も惜しみませんが、
必要でないことには頑ななまでに防御が堅い。
しかも、必要なことに関しても、実は地味に堅実です。
無駄な出費は限りなく抑えてきます。

じゃあヲタクの振りをしている人間というのは何か。

哀しいことですが、人間というのはステータスを求めます。
それらは、東大卒業などの学歴であったり、
某企業取締役副社長などの肩書きであったり、
あるいは、ゲーマーもステータスですよね。

彼らはヲタクでは無いが、ヲタクというステータスをほしがっているのです。
中には、自分がヲタクであるかのように錯覚していたりもします。
大抵、そういう場合はそのステータスが無いと
その人自身には他に何も無かったりする場合もあるでしょう。

でも、本当のヲタクじゃないから、流行に弱いし
自分の意志も弱い。だから、いろいろと流れてしまう。

なんでこんな話をしたかというと、
今、こういう人達増えてるでしょう?確実に。
バシにしろアキバにしろ、モノホンのヲタクばっかりなら
メイド喫茶は此処まで流行らないでしょうからね。

メイド喫茶に行く人がヲタクの振りをした人間だと言うんじゃないんです。
そういうヲタクは現にいます。
でも、それが自身の中から滲み出るソウルの産物か、
外から植え付けられた別の何かの産物か。違いはそれだけです。
 
何が言いたいかというと結論は
ヲタク自身が変化しているのです。
マジョリティが勝利する現代では、振りをしている方が本流になりかねない。
その変化にあわせるようにヲタク界も進化、あるいは退化します。 

今のバシやアキバはそういったヲタクのニーズに合わせて変化しているのです。

アキバはヲタクの街になったのではなく、
昔からヲタクの街なのです。タダ単に、ヲタクのニーズに合わせて変化している。
そして、ヲタク自身が以前と違って変わってきている。
それがアキバやバシに反映している。それだけのことです。

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