夕輝とアヴァロンの鍵は何故衰退したか
2005年12月8日【アヴァロンの鍵は何故衰退したか】
夕輝はアヴァロンのver1.00を少しプレイしていました。
それ以降は全く知らぬ存ぜぬです。
当時、アーミアントとスカルマン(まあ実際はメルトダウン)が猛威を振るっていました。
夕輝は俗に言われる"強い"ゲーセンでは無いところでプレイしていましたが
それでもアーミーアントやスカルマンと戦うこともありました。
まあ、夕輝のラン&ガルダなデッキで十二分に戦えてたんだから弱いゲーセンでしたがね。
ガルダさいきょーガルダまんせー。
それなりに盛り上がりを見せていたアヴァロンの鍵が
どうして、あっという間に元気が無くなってしまったかというと、
環境が悪いとしか言いようがありません。
環境といってもカードプールの問題ではなく、その外側の問題です。
別にアーミーアントなどのゲームバランスを崩しかねないカードの存在は
ここでは大した問題ではありません。
ゲームバランスが著しく崩壊していようとも流行る物は流行るし
人気の出るものは人気も出ます。
もちろんバランスは良い方がいいのでしょうが。
まず、アヴァロンの鍵は
ゲームセンターでしか出来ない。
そりゃ当然だ。アーケード筐体なんですから。
そんなこと言っても始まらないかもしれませんが、
これは大きなデメリットです。
MTGなどのカードゲームやカルドセプトなどのコンシューマーに比べて
プレイする場が大きく限られているのは大きいです。
しかし、古来よりゲームセンターは知らない相手、それも多種多様の相手と
対戦できるという大きなメリットがありましたが、
それは遙か昔の事。いまや誰でも、その気になれば自宅のPCやPS2から
通信対戦が出来る時代には、もやは大きなメリットとは言えません。
お金がかかる。
カードなどを道具を購入するのにお金がかかるのは客の心理としては納得できます。
しかし、カードを買うのに金を取られるのに
ただプレイするのにも金を取られるとなるとそうもいきません。
要求される金額の総量では無く、単に心理的要因ですがね。
ゲームセンター側もそれを熟知しているので
あの手この手を使って設定金額を安くしていますが、
タダにするわけにはいかないので、
結局は客は、より"金のかからない"方向へ流れます。
ゲームセンター側が嫌がっている。
巨大な筐体で維持にも金が掛かるうえに
客の評判もそこそこ程度では、ゲーセンに入れる価値がありません。
それなら、鉄拳でも機動戦士ガンダムvs系でも入れておいた方がよほどプラスです。
また、カードゲームというジャンルがら、
全ての客に受け入れられるものではありませんから、
ゲームセンター側が手を引きたがるのは当然でしょう。
格闘筐体なんかはふらっとやってきた客でも遊べますが、
アヴァロンの鍵はデッキを持っていない人間は原則プレイできませんからね。
そういう点からも客が離れ、ゲーセン自体がアヴァロンの鍵から離れることになります。
ゲームが悪いからではなく、環境が悪いからです。
やってみれば解ると思いますが、
ゲームシステムはかなり素晴らしいものがあります。
バランスに関しては確かにやや難も感じますが、
皆がとやかく言うほど崩れているわけでもありませんし、
正直なところ全然問題のないレベルです。
その辺りはさすが猿楽庁といったところでしょうか。
コンシューマーに移植してしまえば、
カルドセプト並みにコアなファンが付くのは間違い有りません。
しかし、コンシューマーに移植はもはや不可能でしょうがね。
それをすると、今プレイしている"大事な"客が許しませんからね。
客の心理としては、良いゲームはしたいが、
どうせなら金がかからなくて手軽でかつ良いゲームがしたい。
というわけで、客は格闘系の筐体やコンシューマーに流れるのです。
ここで大事なのは、一度離れた客は二度と戻ってこないということです。
新規の客は始めるまでは障害はありませんが、
復帰の客は再開するまでに既に障害があります。
辞めたものをまた始めるのは心理的に苦しいと感じる部分もありますし、
離れていたが故にもうシステムさえわからないなんて劣等感もありますからね。
アヴァロンは皆の期待を一度に集めすぎたがゆえに、
その期待が離れるときもまた一度に離れてしまった。
ゆえに、一気に廃れてしまったイメージがあるのですね。
客が期待しすぎたというのも要因のひとつかもしれません。
夕輝は最初からこうなることを感じていました。
だからアヴァロンにはあまり深入りしていない。
同様の人も多いかと思います。
アヴァロンはとても面白いゲームでしたし、
グラフィカルな所もよく出来ていました。
ゲームとしては何処にも文句の付けようが無かった。
それがこのようなカタチで世に出たのでなければ、
もっと深く嵌り込んでいたかもしれません。
今となってはもはや、全ては終わってしまったのですが。
まあ友人のように高いカードは高いうちに捌いてもよかったのですが、
なにぶん、夕輝はゲームに関するあらゆる物への蒐集癖があるので
一度手に入れたものをトレードならともかく売り払うというのは嫌なのですよ。
今、夕輝の手元にはラン&ガルダの最終形であるラン&暗黒魔王があります。
まあ、良い思い出ですかね。
アヴァロンの鍵は客を甘く見すぎていたか、
システムに自信を持ちすぎたか、
まあいずれにせよ、
大型筐体は最終的には成功しない。これはゲームセンターの法則です。
夕輝はアヴァロンのver1.00を少しプレイしていました。
それ以降は全く知らぬ存ぜぬです。
当時、アーミアントとスカルマン(まあ実際はメルトダウン)が猛威を振るっていました。
夕輝は俗に言われる"強い"ゲーセンでは無いところでプレイしていましたが
それでもアーミーアントやスカルマンと戦うこともありました。
まあ、夕輝のラン&ガルダなデッキで十二分に戦えてたんだから弱いゲーセンでしたがね。
ガルダさいきょーガルダまんせー。
それなりに盛り上がりを見せていたアヴァロンの鍵が
どうして、あっという間に元気が無くなってしまったかというと、
環境が悪いとしか言いようがありません。
環境といってもカードプールの問題ではなく、その外側の問題です。
別にアーミーアントなどのゲームバランスを崩しかねないカードの存在は
ここでは大した問題ではありません。
ゲームバランスが著しく崩壊していようとも流行る物は流行るし
人気の出るものは人気も出ます。
もちろんバランスは良い方がいいのでしょうが。
まず、アヴァロンの鍵は
ゲームセンターでしか出来ない。
そりゃ当然だ。アーケード筐体なんですから。
そんなこと言っても始まらないかもしれませんが、
これは大きなデメリットです。
MTGなどのカードゲームやカルドセプトなどのコンシューマーに比べて
プレイする場が大きく限られているのは大きいです。
しかし、古来よりゲームセンターは知らない相手、それも多種多様の相手と
対戦できるという大きなメリットがありましたが、
それは遙か昔の事。いまや誰でも、その気になれば自宅のPCやPS2から
通信対戦が出来る時代には、もやは大きなメリットとは言えません。
お金がかかる。
カードなどを道具を購入するのにお金がかかるのは客の心理としては納得できます。
しかし、カードを買うのに金を取られるのに
ただプレイするのにも金を取られるとなるとそうもいきません。
要求される金額の総量では無く、単に心理的要因ですがね。
ゲームセンター側もそれを熟知しているので
あの手この手を使って設定金額を安くしていますが、
タダにするわけにはいかないので、
結局は客は、より"金のかからない"方向へ流れます。
ゲームセンター側が嫌がっている。
巨大な筐体で維持にも金が掛かるうえに
客の評判もそこそこ程度では、ゲーセンに入れる価値がありません。
それなら、鉄拳でも機動戦士ガンダムvs系でも入れておいた方がよほどプラスです。
また、カードゲームというジャンルがら、
全ての客に受け入れられるものではありませんから、
ゲームセンター側が手を引きたがるのは当然でしょう。
格闘筐体なんかはふらっとやってきた客でも遊べますが、
アヴァロンの鍵はデッキを持っていない人間は原則プレイできませんからね。
そういう点からも客が離れ、ゲーセン自体がアヴァロンの鍵から離れることになります。
ゲームが悪いからではなく、環境が悪いからです。
やってみれば解ると思いますが、
ゲームシステムはかなり素晴らしいものがあります。
バランスに関しては確かにやや難も感じますが、
皆がとやかく言うほど崩れているわけでもありませんし、
正直なところ全然問題のないレベルです。
その辺りはさすが猿楽庁といったところでしょうか。
コンシューマーに移植してしまえば、
カルドセプト並みにコアなファンが付くのは間違い有りません。
しかし、コンシューマーに移植はもはや不可能でしょうがね。
それをすると、今プレイしている"大事な"客が許しませんからね。
客の心理としては、良いゲームはしたいが、
どうせなら金がかからなくて手軽でかつ良いゲームがしたい。
というわけで、客は格闘系の筐体やコンシューマーに流れるのです。
ここで大事なのは、一度離れた客は二度と戻ってこないということです。
新規の客は始めるまでは障害はありませんが、
復帰の客は再開するまでに既に障害があります。
辞めたものをまた始めるのは心理的に苦しいと感じる部分もありますし、
離れていたが故にもうシステムさえわからないなんて劣等感もありますからね。
アヴァロンは皆の期待を一度に集めすぎたがゆえに、
その期待が離れるときもまた一度に離れてしまった。
ゆえに、一気に廃れてしまったイメージがあるのですね。
客が期待しすぎたというのも要因のひとつかもしれません。
夕輝は最初からこうなることを感じていました。
だからアヴァロンにはあまり深入りしていない。
同様の人も多いかと思います。
アヴァロンはとても面白いゲームでしたし、
グラフィカルな所もよく出来ていました。
ゲームとしては何処にも文句の付けようが無かった。
それがこのようなカタチで世に出たのでなければ、
もっと深く嵌り込んでいたかもしれません。
今となってはもはや、全ては終わってしまったのですが。
まあ友人のように高いカードは高いうちに捌いてもよかったのですが、
なにぶん、夕輝はゲームに関するあらゆる物への蒐集癖があるので
一度手に入れたものをトレードならともかく売り払うというのは嫌なのですよ。
今、夕輝の手元にはラン&ガルダの最終形であるラン&暗黒魔王があります。
まあ、良い思い出ですかね。
アヴァロンの鍵は客を甘く見すぎていたか、
システムに自信を持ちすぎたか、
まあいずれにせよ、
大型筐体は最終的には成功しない。これはゲームセンターの法則です。
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