(■ω■)ノシ

>挨拶

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【まじっく】

Telling Time / 時間の把握 (1)(青)
インスタント Ravnica: City of Guilds,アンコモン
あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。それらのカードのうち1枚をあなたの手札に加え、1枚をあなたのライブラリーの一番上に置き、1枚をあなたのライブラリーの一番下に置く。
Illus.Scott M. Fischer (69/306)
http://community.wisdom-guild.net/article/11/257より引用

では、今日の講義を始めよう。

まず初めに言っておくと、

このカードは《知識の渇望》ほど"強力"なカードでは無いが、多くの青を含むデッキで用いられることになるだろう。

なぜなら、このカードもまたそれなりに"強力"であるからである。

私は、この広大なインターネットの沿岸でこのカードと《深淵の覗き見》を比較している人を少なからず見かけた。
しかしそれは、《彼方からの呟き》と《嘘と真》を比べるぐらいにナンセンスである。
もっと分かり易く言おうか。
《サバンナライオン》と《セラの天使》のどちらが"強い"かを論じるほどにそれは意味の無い、あるいは意味の薄いことである。

では、《深淵の覗き見》と《時間の把握》がどう違うかを説明しよう。それは、使用目的が異なるという点だ。前者は"インスタント/ソーサリー"カードを手に入れるための手段であり、後者はライブラリを掘り下げるための手段である。
なお、さらに追記しておくと、インスタント(とソーサリー)しか引っ張れないのとインタント"も"引っ張れるの違いは三途の川の川幅より大きい。
もし、今、手に《大気の精霊》があれば勝利できる、あるいは敗北を回避できる時に《深淵の覗き見》ではどうしようも出来ないが、《時間の把握》はなんとかできる可能性がある。もちろん、その欠点があるからこそ、前者は上から5枚ものカードを見ることが許されるのだ。
だが、青コンは多くの場合で、インスタントやソーサリーを必要とするが、今の青コンはインスタントやソーサリーだけで構成されているわけではない。少なくとも、カウンター手段がこれほどまでに弱体化された今、インスタント呪文だけでは生きていけないのが現状かと思われる。

最初にこのカードが"強力"だと書いたが、テキスト的にも、インパクト的にもさほど"強力"では無い。効果は、ライブラリ操作の例に漏れず、地味の一言に尽きる。マナコストも、他の壊れたライブラリ操作カードのように軽くない。現環境では、極めて適正なマナコストが設けられているように思う。

では、なぜ"強力"か。
それは、このカードが求められている効果をストレートに持っているからである。余計なモノは何一つ持たない主義とも言おうか。確かに《知識の渇望》は強いカードではあったが、それは少なからずデッキに影響を与えた。それでも強かったために、至る所で乱用される結果を生んだ。
しかし、《時間の把握》はデッキに何も要求しない。それはあらゆるデッキで使用可能であるということを意味する。デッキにアーティファクトが全く入っていなくても、《島》が全く入っていなくても何の問題もない。
このカードの強さはそこにある。

効果は地味だが、この効果が如何に強いかは、占術になれ親しんだ人には何よりよく分かっていることだろうと思う。逆に、占術の強さに触れたことがあまり無い人は、このカードのあらゆる地味さにこのカードの強さを誤解してしまうかも知れない。
また、強さと使われる頻度にはあまり因果関係は存在しないが、このカードは《幻視の血清》《知識の渇望》の二つのパワーカードが失われた今、その使用頻度も高いものとなるだろう。

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