夕輝と女司祭

2005年4月3日日常+α

嘘を嘘と見抜けない人が、(この雑記を)読むことは難しい＞挨拶

元ネタのオラクルをきちんと覚えていないけど、泣かない。
　
　
　
嘘も方便なんて言葉もあるように、
人間生活を円満に円滑に進めるには、
多少の嘘も必要となろう。

正直者は常に馬鹿を見るわけではないが、
常に馬鹿を見ないわけではないわけで、

夕輝が思うに、吐いても良い嘘ってのは2つしかないと思う。

ひとつは、その嘘でほとんどの人物が損害を被らず、利益を得ない。
また、失ったり得たとしても、それは誤差の範囲内で収まり、
かつ、その嘘を吐かなかった場合のケースと吐いた場合りケースの
行き先が常に同じである。
なおかつ、相手に必ずばれる(ばらす)嘘。

必然的な状況に限らず、円滑な進展には嘘も必要となる。
それが自己の利益を率先して追求するという理由で無い場合で
その嘘が大勢には影響を与えないのであれば、
その嘘は実質大きな意味を持たず、
それは相手の不快感をさほど大きくしない。
しかし、嘘を吐く行為自体が相手に不快感を与える要因ではあるので、
嘘が嘘であることを示すことで、相手の不快感を和らげる。
　
　
　
ふたつ、完全に自己、及び自己を内包する環境の保身のための嘘で、
それは自己を損害から庇護する目的で吐く嘘であり、そのためには、
他者に損害を与えることを厭わない。そして、絶対に他人にばれず、
墓の下まで持っていく嘘。時効というものは存在しない。

自分(と自分を含む環境)を守るということは最優先されることである。
そのためには、他人に損害を与えても仕方がない。
そういう観点から吐く嘘。しかし、絶対にばれてはいけない。
だから、多用は禁物であり、誰にも(最愛の身内にさえも)語らず黙し、
静かに万事が終わるのを待つ。

これが吐いても良い嘘。

で、如何に嘘を吐くかは別の話だけど、
嘘ばっか吐いてるヤツの嘘はすぐばれるわけで、

10の中で9までは本当で残り1つが嘘であり、
その嘘はもっともらしい嘘ではなく、
もしかしたらそういうこともあるかも的な嘘が良い。

なんていうか、こういう話になってくると詐欺師の論理になってくるけど。

オレオレ詐欺？今は振り込め詐欺っていうのか、
あんなのは外道のすることで詐欺というにも烏滸がましい。
あれは単に、相手を引っかけて金せしめてるだけの恥ずかしい行為だ。
本当の詐欺はそんなんじゃない。
引っかかった人間さえも気が付かない。
それこそ、真の詐欺だ。

まあ、夕輝は詐欺師では無いので、よくわからないのだけども、だ。
　
　
　
でも、なにをどうしたって、何処でなにをしたって、
首の上についてる重い塊は使った方が良いよというお話。

ジャック・オー・ランタンみたいに空洞ってことは無いだろうから。
　
　
　
ちなみに、女神転生のイメージで本当に
ジャックランタンを考えてると酷い目にあうよ。
本当のジャックランタンは、
デュラハンとかと並ぶクラスの中位アンデッド。